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業界で活躍するコーディネーター、ディレクター、マーケッターの方が
ファッション、ライフスタイル、マーケット等について随時コメントします

2014.10.02 Thursday

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2013.03.22 Friday

2013AWコレクション 色と素材5

ミラノコレクションの色傾向です。

 

ミラノはぐっと落ち着いた大人のムード。

黒やグレーを中心に、ネイビーやボルドー、マローネ(茶)が続きます。

Jil Sanderではボルドーとネイビーが登場。

凛とした大人の雰囲気がステキです。

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 Jil Sander

 

カラフルな色と柄で毎シーズン楽しませてくれる Marni

今回は大人っぽいスタイルが中心でした。

黒やグレー、杢の無地でミリタリースタイルが登場。

ファーミトンも新鮮です。

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Marni

 

古色を帯びたゴールド。

アンティークゴールドがAquilano, Rimondiで提案されています。

ぴかぴかのゴールドも登場していますが、アンティーク調が新鮮。

レトロなシルエットのフレアースカートにマッチしています。

黒メタリックのトップスとの組み合わせもいい感じです。

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Aquilano, Rimondi

 

全体に大人の渋みが光るミラノの色でした。

ではまた!


2013.03.21 Thursday

2013AWコレクション 色と素材4

ロンドンコレクションで気になった素材を

4点ご紹介します。

 

まず、じわじわと兆しのあった

アクティブスポーツ素材が、

本格的に登場しています。

Simone Rochaはスニーカーのアッパー素材に使う

エアーメッシュ系トリコットを使って

スーツやドレスを展開。スイートなピンクもカワイイ。

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Simone Rocha


John Rochaの娘である彼女は

2010年にセントマーチンを卒業、

まだコレクション発表は3回目ですが、

可愛らしさとリアルが共存するスタイルが好感度大。

これからが楽しみな存在です。

 

スポーツ系ではもうひとつ、ネオプレン素材がNY同様に拡大。

ネオプレンとはウェットスーツに使われる、

ジャージーとポリウレタンスポンジをボンディング(糊付け)した生地です。

プリンとした肉厚さが独特の立体感を生む素材。

J.W.Andersonが秋冬に引き続き使っています。

切りっぱなしや、さりげない非対称ディテールもかっこいい。

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J.W.Anderson

 

さまざまなファーが登場しています。

贅沢なファーは各都市で沢山みられましたが、

ロンドンならではの、若いアイデアのファーが登場しました。

シャツにブロッキングしたりスカートにしたり。

ファーのスカートは個人的にも今年欲しいアイテム。

かわいいうえに、あったかそう♡

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Simone Rocha

 

Christopher KanePPR(ピノー・プランタン・ルドゥート)グループの

傘下に入り、充実したコレクションを見せています。

素材やアイテム展開が豊かになりました。

今季は迷彩柄を様々なテクニックで見せています。

異なる技法の数種類のジャカード、プリントなどを試みていて

どれも面白い仕上がりです。

クリエイティブな才能も、経済支援あってこそ開花する?

と実感しました〜

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 二点ともChristopher Kane

 

ではまた!


2013.03.19 Tuesday

2013AWコレクション 色と素材3

 2013AWロンドンコレクションの色の

ポイントをお伝えします。

 

数年前のロンドンコレクション復帰以来、

バーバリープローサムがトレンド発信を担ってきた印象でしたが

昨年あたりから状況が大きく変わってきました。

 

まず若手の台頭。

クリストファー・ケインも今や中堅となり、

その後の若手として注目される J.W.Anderson

ロンドン出身の27才の男性です。

カタチと色と素材、新しさとリアル、

これらのバランスが良いクレバーなデザイナーです。

今季は白、黒をベースにピンク、黄色、ネイビーを差す展開。

特に淡いピンクは重衣料で新鮮な色になりそう。

ピンク×黒の配色は要チェックです。

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J.W.Anderson

 

AWにつづき今年のSS

TOPSHOPとコラボラインを発表し好評の様子。

今年はヴェルサスとのコラボレーションにも取り組むなど

ますます目が離せない存在になりそうです。

 

Paul Smithがカラフルなコレクションを展開しました。

全スタイルが

マゼンタ、パープル、ロイヤルブルー、ピーコックグリーン、オレンジ

を中心に展開されています。

どこか80年代の香り漂う、モダンなトラッドスタイル。

マゼンタは秋冬の差し色に新鮮ですね。

 

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二点ともPaul Smith

 

バーバリーはトレンチのベージュをベースに

赤、ボルドー、白、黒がアクセントに使われました。

赤は根強い人気。

昨年人気のボルドーより、再び赤が新鮮に映ります。

プレッピー調の極太ボーダーも新鮮です。

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Burberry Prorsum

ではまた!


2013.03.15 Friday

2013AWコレクション 色と素材2

2013AWNYコレクションの素材傾向は

新しい流れを予感させるアイデアが登場しています。

 

柄はクラシックなメンズ調チェック。

千鳥とグレンチェックが代表的です。

Tommy Hilfigerのチェックのコンビネーション使い。

グレンチェック、ギンガム、千鳥といろいろミックス。

春夏のジオメトリック柄はモダン過ぎると思っている方も

こういう定番柄ならすぐ楽しめそう。

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Tommy Hilfiger

 

ニットジャガードが増えています。

千鳥やストライプ柄のニットジャカード。

色は無彩色ミックスで。

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Rag & Bone

 

ネオプレンと呼ばれるウエットスーツ風の肉厚素材や

ボンディング素材が静かに広がっています。

今回、3.1 Phillip Limのコートがとても新鮮でした。

ネオプレン素材にキルティング風のエンボス加工がされています。

モダンなアウトドアアイテムで注目されそう。

「ポスト・ラベンハム」として着たい!

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3.1 Phillip Lim

 

ファー使いのアイテムが増えました。

高級フォックスやミンクを使ったブランドもありますが

カジュアルなカラーファーで、日常に着こなしやすいタイプも多数登場しています。 

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3.1 Phillip Lim

 

今回のPhillip Limはアウトドア・プレッピー調で

とても好感をもったコレクションでした。

日本のマーケットに落とし込みやすいヒントが満載です。

 

ではまた!


2013.03.15 Friday

2013AWコレクション 色と素材1

2013秋冬の海外ランウェイショーが終了しました。

今回より数回にわたり、各都市のカラーや素材について

気になるポイントを挙げていきます。

 

NYコレクションのカラーポイントは4つ。

まず継続して黒、白が多いのですが、

全身黒づくめのコーディネートは減っています。

黒と白の二色使いで、洗練されたバイカラー使いが印象的です。

Altuzarraのバイカラーはモダンすぎず、

わかりやすい組み合わせ。

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 Altuzarra

 

次に、非常に増えたのが白黒ミックス調。

トップ染め、杢、先染め、プリントなど様々なミックスの展開がみられます。

プロエンザ・スクラーはツイード、ジャカード、後加工、チェーンなど

多彩な手法を白黒ミックスを見せていました。

プリントも複数種類を組み合わせています。

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Proenza Schouler

 

淡いピンクが昨年から気になっています。

特にボトムとアウター使い。

J CREWのさまざまな素材感をピンクで展開するアイデアは

春夏からでも採り入れたい!かわいい〜^^

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J Crew

 

そしてカラーメタリック。

2013年春夏から雑貨中心に登場してきていますが、

秋冬は服でも本格化しそう。

マークも抜かりなく押さえています。

イブニングドレス風ではなく、デイウェア展開が秋冬の気分です。

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Marc Jacobs

 

ではまた!


2013.03.02 Saturday

The Museum of Everything

今回のパリ出張で印象的だったイベントが「The Museum of Everything」。

アウトサイダーアートの展覧会です。

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アウトサイダーアートとは、正規の美術教育を受けず独自に制作されたアートのこと。

最近では知的障害者や精神障害者など社会的弱者と呼ばれる人々が制作した

アート作品を指す場合が多いようですが、

正しくは、アマチュアの人々が発表や商取引を目的とせず

独自に作ったアートのことを言います。

展覧会は2009年からロンドン、NY、ロシアなど世界各国を巡回しており、

現在はサンジェルマンのラスパイユ通りで、3/31まで開催中です。

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ラスパイユの入口。

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 入場料を払って、会場建物までのアプローチ。美大の芸術祭的なノリ。

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 ジャム工場だった廃屋が会場。

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三階入口まで上ります。途中、展覧会を紹介したメディア記事が。


会場内は撮影禁止のためご紹介できませんが、

レンガ作りの古い建物の中に沢山のアート作品が並んでいました。

日本でも人気の高いヘンリー・ダーガーの作品が冒頭に多く紹介されており、

建物の雰囲気とともに強いインパクトを残します。

会場は絵画、彫刻、立体などさまざまな作品がカオスのように展示されています。

「創らずには生きられない」という無名の人々の内なるドグマを感じる、

ナイーブで粗削りなエネルギーに満ちた展覧会でした。


ここは前日、偶然この展覧会を見てアツい感銘を受けた

ユナイテッドアローズの栗野さんより教えてもらったイベント。

音楽にも造詣の深い栗野さんによると、会場出口のカフェでかかっていた音楽も

相当「キてる」選曲だったそうですよ。

日本への巡回を期待しています!!

 

The Museum of Everything

14 boulevard Raspail , Paris 75007

2013年3月31日まで

http://www.museumofeverything.com/

ではまた!


2013.02.28 Thursday

2014SS プルミエールビジョン

こんにちは。大変ごぶさたしました。
2013年2/12〜14に開催された14SSプルミエールビジョン(以下PV)のレポートです!

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★PVカラーパレットの意味
このカラーパレット、一般には展示期間中に発表されますが、
PV参加企業には数カ月前に主催事務局から説明会(素材傾向とカラーパレットの解説)
が行われ、各社の商品企画はこのパレットを参考にするよう推奨があります。
いわば、新しく売り出すトレンドカラーや素材の情報発信を
主催者・参加企業が足並みを揃え、コントロールしているわけです。
「流行は作られるもの」とよく言われる所以の一端を表していますね。
もちろん市場で多くの消費者に支持されなければ流行にはならないのですが、
最近のPVカラーパレットの市場的中率はかなり高いと個人的には思っています。


★ 今回のパレット特徴(実物の写真掲載は一切不許可のため)

1. カラー配列が色相ミックス、トーンミックス化された。
(13SSは赤オレンジ系、グリーン系、ナチュラル系など色相&トーン別の配列)
 
2. 高彩度色や蛍光色は減少だが、アクセントとしては依然重要。
(高彩度色はローズレッド、オレンジ、ターコイズブルー。
 →13SSに2色あった蛍光色なし)

3. 色相で多いのは赤&ピンク系
(ローズレッド、ディープレッド、ボルドー、淡いピンク、マゼンタピンク
 →各グループに散らばって配置)

4. トーンで多いのはペール&ライト系。純白に注目
(純白、淡いピンク、淡いミント、ライトイエロー、サックス、
 淡いコーンイエロー、淡いライム、淡いグレー)

5. 次いでダーク系
(バーガンディ、ダークブルーグリーン、ネイビー、カーキ、ダークグレー、
 ディープレッド)

6. メタリック色が継続。ブロンズとゴールド
(13SS→メタリックなし。13-14AW→ガンメタシルバー、ブロンズ、
 ライトパープル系メタルの3色登場)

ポイントとしては、レイアウトが一見無秩序のようにミックスされた色配置になったこと。これは単色の色表現(ベタ無地)から、ミックス色表現への移行を示唆しています。
個人的には、各社とも白がとても多かった印象。
先染やプリントで白×色の組み合わせを効果的に使ったものが新鮮でした。
会場コンパニオンのユニフォームもカラーパレットの色です。
今回はベンシモンが担当したダブリエ風ワンピとスニーカー、どちらも可愛かった!

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背景のブルーともマッチしてます。

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ガーメントでのカラープレゼンが新鮮。


★とにかくカラーミックス!
もうひとつの大きなポイントはカラーミックス。
トップや杢で色を様々にミックスさせた表現が増加しています。
とくに「有彩色」で表現するのがポイント。
グレートップ、白黒杢ではなくカラートップ、カラー杢が新鮮です(杢は白場に色糸撚糸が多い)。ビゴロー捺染やスペック染めも増加しました。
店頭ではステラ・マッカートニーの13SSリゾートラインのカラー杢ニットが
並んでいました。白ベースに蛍光ピンクやイエローの杢糸づかいがすごくカワイイ!
日本でもトゥモローランドやデプレの製品で、早くもカラー杢ニットを見かけますね。
要チェックのポイントです。

★ リバティのノベルティバッグ
カラーパレットを購入するともらえるノベルティバッグはリバティが担当。
全部で三種類ですがどれも大人っぽいミックス調の柄。
ここではそのうち二種類をご紹介します。
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ではまた!


2012.10.20 Saturday

2013SS COLLECTION COLOR VOL1

こんにちは!
2013年春夏の海外コレクションが終わりました。
東コレは真っ最中ですが、ひと足先にコレクションのカラー傾向をお伝えします。
ニューヨークコレクションでは
スポーツを発想の起点にした提案スタイルが目立ちました。

カラーは、まず白と黒。
しかもバイカラー(二色)配色が圧倒的に新鮮。
マークのモノクローム配色は圧巻でした。
個人的には水玉&ボーダーの組み合わせが気になります。
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(Marc Jacobs)

そして、ひんやりとしたペールカラーが新鮮です。
カレン・ウォーカーのみせたアイスブルーはヤングから大人まで着こなせる色。
甘さやロマンチック感は控えめに、クリーンでシンプルにみせたいところ。
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(Karen Walker)

白も多く登場しています。
新鮮なのはサンドベージュとの組み合わせ。
微妙なマッチですが、全身白よりも断然おしゃれな感じです。
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(Tommy Hilfiger)

オレンジ、コバルトブルー、イエローなどの鮮明なアクセント色が継続しました。
ビビッドアクセントは毎年登場するので新鮮さに乏しい印象。
その中で、タクーンのビビッド使いは
カラーブロッキングとデザインが無理なくマッチしており、好感がもてます。
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(Thakoon)

春夏も白と黒がキーカラーとなりそうです。
ではまた! 

2012.10.02 Tuesday

13-14秋冬プルミエールビジョン

こんにちは!
13年春夏のコレクション動向に注目が集まっていますが
素材とカラーはすでに13-14年秋冬企画がスタートしています。
9月19〜21日、パリで開催された1314秋冬プルミエールビジョン(以下PV) に行ってきましたのでお伝えします。
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*ジャカードと意匠性
業界紙が報じているように、素材ではジャカードが急拡大しています。
印象としては、シルキーなタイプのジャカードが増加した印象。
玉虫やラメ使い、紡毛ウールとの交織などで凹凸や表情にバラエティがあります。
チェックが徐々に闇に消えていくグラデーションをニードルパンチで表現した
シャドウチェックなど、新しいテクニックのぼかしやムラも新鮮でした。

ポイントは「わかりやすい付加価値表現」。
高度なテクニックを「視覚的にわかりやすく」表現したものが増加しています。
これまでは「原料や風合いのよさ、着たときにわかる心地よさ」といった
プロや通の人々だけがわかるこだわりが重視されていましたが、
「だれもがわかる・見た目に凝った・製造に時間のかかりそうな素材」
が増えました。

*ダブルフェース
ここ数年、PVでは常に打ち出されていた「ダブルフェース」が
日本でも本格化しそうです。
これまでは国内では今ひとつ、広がらない素材でしたが
そろそろブレイクしそうな予感。
理由はここ数年のポンチョ人気から、
「毛布のようにゆるく包み込むアウター」
への抵抗感がなくなってきていること、
コートとジャケットの中間の、ビッグシルエットのアウターが
広がる気配があることなどが背景にあります。
こういったゆるい気分のアウターに
ダブルフェース素材はぴったりハマりそう。
組織でダブルのもの、ボンディングタイプなどがありますが
軽い紡毛タイプや、化合繊(ポリエステル、トリアセ、ビスコース系)ダブルフェースが
久々に新鮮でした。

*注目は「レトロスポーツ風」素材
ジャカードやダブルフェースの傾向は
多く報じられている情報ですが、
個人的に新鮮だったのはジェネラルフォーラムの
テーマのひとつ「STORY OF ADVENTURE」の素材。
いわゆる、ハイテク合繊スポーツウェアが普及する前の、
50-60年代のスポーツウェアのような
硬い撥水ウールやレトロなナイロン交織のウールカルゼやツイル。
昔のスキーパンツや、登山着(ジャケットやズボン)のような雰囲気で、
時代に逆行するようなどっしりとした重さと硬さが新鮮でした。
PVアワードを受賞したニッケさんの素材も、合繊のように硬いウールでした。

★ナチュラル、ミックス調はスポーティな洗練へ
大自然から生まれた原料そのままのようなオーガニック感、
天然繊維やほっとする素材感は、いつの時代にも必要なもの。
決して途絶える事はありませんが、トレンドとしての打ち出しは薄くなりました。
紡毛シャギーや心地よい起毛系は、スポーティな雰囲気のモッサーやフリース調に変化。
12AWコレクションでクロエが提案したピンクのコートの素材感です。
ナチュラルなミックス調の外観は減少。
意匠糸ファンシーツィードもぐっと控えめになりました。
ファーは、ナチュラル調ファーの他にアストラカンが久々の登場。

*ノベルティグッズは小松精練
毎回、注目の出展メーカーがPVグッズを担当しますが
今回ショッピングバッグを製作したのは小松精練さん。
テクノビンテージシリーズを、今季パレットのブロンズカラーで表現。
PVロゴとのプリント配色が今季らしいムード。裏にもジオメ柄がプリントされています。
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*カラーは3グループ
1/ストロング&ディープ系
ターコイズグリーン、マスタード、ピンクパープル、ディープレッド、オレンジ、
コバルトブルーなどが並びます。
注目はミックス杢表現(黒×グレー)とブロンズが入っていること。
無彩色ミックス杢は日本ではすでに多く出ているので
カラー杢で表現した方が新鮮ですね。


2/ダーク
暗いボルドーやフォレストグリーン、ミッドナイトブルー、パープル、ブラウンなど。
黒に近いのに黒はなし。


3/ウィンターパステル&ナチュラル
甘くないパステルやペールなナチュラル系中心、ブライト色が少し。
パステル風の淡いパープルメタリックが入っていて新鮮です。
パステル風のカラーメタリック、注目です。

今回上位のベストセラー色の発表はありません。
個人的にはボルドーやミッドナイトブルー、甘くないパステル、
アクセントにブロンズを注目しています。

NYコレクションのカラー傾向も近日お伝えします。
ではまた!


2012.08.13 Monday

スキャパレリとプラダ展/12年夏 NY&LAレポート4

こんにちは!
NY
メトロポリタン美術館のコスチューム・インスティチュートで開催中の「スキャパレリとプラダ」(Schiaparelli & Prada: Impossible Conversations)を見ました。

1920年代を中心に活躍したエルザ・スキャパレリと、現代モード界で強い影響力をもつミウッチャ・プラダ、異なる時代の二人のイタリア人女性デザイナーを考察した展覧会です。 

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(メトロポリタン美術館/NY)

年一回開催される同美術館のファッション展覧会は、コンデナスト社の支援による米国ファッション界の一大イベントとして有名で、展覧会やガラナイトの様子は米国版VOGUEに紹介されています。今年はアマゾンもスポンサーに加わり、関連グッズがアマゾンサイトで購入できるようになりました。

ちなみに日本のアマゾンからも展覧会本が入手できます。現地価格(現地45ドル)より安い!¥3330ですのでご興味のある方はぜひ(英文でタイトル入力し検索)。

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(展覧会本/Metropolitan Museum of Art著)


展覧会は7つのテーマをめぐって、二人の作品の共通性と対比性を示す展示になっています。テーマはハードシック / ナイーブシック / アグリーシック / クラシカルボディ / エキゾチックボディ / シュールレアルボディ / ウエストアップ・ウエストダウン。

会場入口スクリーンでは、ミウッチャとスキャパレリが7つのテーマについて対話形式で語るショートフィルムが上映されていました。スキャパレリ役を女優ジュディ・デイビス演じています。

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実際の映像はこちらで。

http://www.metmuseum.org/exhibitions/listings/2012/impossible-conversations/audio-and-video

 

あいにく会場は撮影不可でしたが魅力ある展示構成でした。

たとえばプラダ着用のボディには象徴的な柄マスク(唇マークなど)が着けてあったり、液晶モニターのスキャパレリ作品が時々まばたきをしたり風にたなびくなど、見る者に小さな発見やウイットを与えてくれます。

ちなみに12年春夏のプラダは上記7テーマのうちの「ナイーブシック」に展示。50年代はミウッチャにとってナイーブでグラマラスな時代で、当時のカルチャーを感じるプリントモチーフ(アメ車)でムードや物語性を表現したそう。現代の(解りやすく過剰な)セクシー表現を拒絶した、甘く素朴なスタイルでした。プラダもスキャパレリも想像以上に具象プリントが多いことに気づきました。

 

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(写真/いづれもPRADA 2012春夏)


個人的に、二人の最大の共通点は、「アートに対する独自のアプローチ」だと思います。

スキャパレリはサルバドール・ダリやマン・レイをはじめ、当時のシュールレアリスト達と実験的なクリエーションを行っています。絵画とファッション、写真とファッションなど、服をアートメディアにした実験的コラボレーションの先駆者として評価すべき存在と思います。

プラダは、ご存知のように様々なプロジェクトでアーティストと協働し、高いアーティスティックイメージを維持しつつビジネスも成功させているブランドです。高度に発達したファッションシステムの中で、アーティスティックな作品から現実的なスタイルまで「振り幅」の広げ方が上手く、売れ筋ビジネスとのバランスも巧みなのでしょう。

ミウッチャ自身がブルジョワ階級出身でありながら、クラス意識に拘ることなく、多くの女性が共感する現実的な合理性、誰もが憧れる未知の創造性、といったものを取り込むバランス感覚に優れているのだと思います。

93 年に設立したプラダ財団では多くのアーティストを支援しています。昨年からはヴェネツイアの美術館(Cà Corner della Regina)を拠点にし、様々なアートイベントを開催。

未知なる創造の源泉・アートと接近しクリエイティビティを誘発し、多様な表現を繰り広げること。二人のデザイナーに共通する姿勢だと思います。

ちなみにスキャパレリは来年より本格的にメゾンとして復活するそうです。

同展は8/19まで開催されています。

ではまた!

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(週末ランナーが行き交うセントラル・パーク)



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