http://www.trend-seminar.com/
TREND SEMINAR BLOG
業界で活躍するコーディネーター、ディレクター、マーケッターの方が
ファッション、ライフスタイル、マーケット等について随時コメントします

2014.10.02 Thursday

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

-->

2012.03.06 Tuesday

日本の古代布・葛布

 又少し時間が空いてしまいましたが、今回は古代布の一つである「葛布」のお話をしたいと思います。日本の古代に於ける衣服素材は上流階級は絹でしたが、庶民は植物繊維の「大麻」そして「葛布」であったと考えられています。「大麻」は芸能人等の違法栽培で時々ニュースとなりますが、現在日本では栃木にて政府の許可を得て、主に神事用もあり栽培されています。繊維になる大麻と薬物を取り出す大麻とは種類が異なるものなのですが、混同されているのは残念なことです。葛布も以前では日本家屋の壁材として利用されていましたが、化学合成品に代わり今の生活空間では残念ながら見ることが殆どなくなりました。ただ数年前に東京「日本民藝館」の壁を元に戻すところから、掛川大井川葛布代表の村井さんが葛布にて張り替えられました。この村井さん達グループが「日本の古代布展」と云う形で、各地で開催をされています。東京では秋に一度、池袋の「伝統工芸品センター」にて「芭蕉布」「葛布」「藍染」藤布」「シナ布」そして確か昨年からこれに「和綿」が加わり興味深い内容構成となっています。ご興味のある方はぜひ実物をご覧頂くと楽しめると思います。この「葛」は日本各地に自生している植物で、夏場に強い繁殖を見るかと思います。その根からは葛粉を取り、漢方にも葛根湯として利用されています。いかに多用されていたかはその名が地名に多く残っている所からも理解できるかと思います。関東地方では葛飾、東葛、葛西等代表的な地名を挙げることが出来ます。繊維としては苧麻に似るものですが、粗野な味わいながら光沢の美しい繊維です。大井川葛布さんはこの繊維で傘、帽子、ストール等の商品、そして当然衣服にも展開されています。私も日本の夏時期の衣服素材として最適な繊維のひとつだと思います。これも写真では伝わり難いと思いますが取り込んで見ました。全て天然染です。
上/藍下染・くちなし(無媒染) 中/藍 下/栗樹皮(鉄媒染)
葛布


2012.02.28 Tuesday

日本素材の再発見

テキスタイル知識の講座を担当している竹内です。
皆様よろしくお願いします。
漸くブログにて他の講師の方の仲間入りをさせて頂きました。

私の経歴からご理解頂けると思いますが、素材メーカーに勤務して以来テキスタイルに関わり仕事してきました。このような場を頂戴したので、出来ればテキスタイルに関連しての色々な雑感をお話出来ればと思っています。

つい最近の強く興味を惹かれたのは、朝日新聞夕刊1面に掲載されていた、日本の繊維素材に関するシリーズの特集でした。皆様の中にも私と同じように毎日を楽しみにしていた方も多いかと思います。
日本はハイテク繊維において世界の先端に位置していると言っても良いかと思われます。
それと同時に太古の昔よりの天然繊維を利用した素材を作り続けている、世界でも稀有な存在だと私は思っています。当然ながら民族的衣装に見られるような数多くの伝統的素材は他国にも存在します。ただ日本のようにハイテクとローテク・ハイタッチ(これももう古い表現ですが・・・)この双方を有しているのはこの日本だけでは無いかと私は思います。ただ淋しいことに、ファッション業界の方も意外とこの伝統的な素材に関して関心を持つ方が少なく、細々とその命脈を繋げている現状があります。全国紙の夕刊であれ大きなスペースでこのような特集を組まれたのは、やはり昨年の東北の惨事より改めて日本の見直しがその起点になっていると思いますが、私に取っては大変に喜ばしい記事でした。
その特集の内容ですが、絹の国産品種「小石丸」、和綿、シナ布、藍染め、江戸小紋等です。一部を私のブログで取上げて見たいと思います。

まずは純国産種蚕「小石丸」ですが、これは以前宮中のみで皇室行事用に生育されていた蚕ですが現在は解禁され、一部の産地にて養蚕されている蚕種です。その繊度は細く、強いのが特徴です。やはり高価なために限られた製品、顧客向けになっています。
この「小石丸」で織られたオーガンザと近年話題になっている金沢の企業が生産されているポリエステルの5dの「スーパーオーガンザ」を写真に収めてみました。
takeuchi01.jpg
写真ではご理解難しいかと思いますが、その記事の薄さと繊細な素材感はある程度伝わっているかと思います。
小石丸は左ブルーの生地で14中無練です、ホワイトがポリエステル5dと言う直紡では限度の細さと思います。改めて日本の繊細な技術、その感性の高さを感じます。


< new | 1 / 1pages | old >
 
LECTURER MEMBER
CALENDAR
NEW ENTRY
ARCHIVES
MOBILE
SEARCH


トップページセミナー情報講師プロフィール会社情報お問い合わせプライバシーポリシー

主催:株式会社ファッションリソースセンター Tel.0742-51-3747 Fax.0742-51-2339