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TREND SEMINAR BLOG
業界で活躍するコーディネーター、ディレクター、マーケッターの方が
ファッション、ライフスタイル、マーケット等について随時コメントします

2014.10.02 Thursday

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2014.10.02 Thursday

2015年春夏コレクション VOL.1

こんにちは、大変ご無沙汰しております。

2015年春夏コレクションもいよいよ終わりました。
私たちも今シーズンの方向性をまとめている真っ最中です!

ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリ
いつもは都市別で特徴が分かれてくるのですが
今季は、社会の流れや消費者の気分をあらわしてか
「エフォートレス・コンシャス」が主流となっています。

2014年に多く見られたスポーツの流れは
軽やかさと実用性を残し新たなステージへと進化。
(ストリート感覚やミリタリーなどへ枝分かれ)
jac_lb_ss15_009.jpg
Marc by Marc Jacobs のミリタリーガール

そこで注目なのは
女性らしい優しさや穏やかさと着心地のよさをポイントに
「新しいもの」を作り出そうとするブランドの多さです。
派手な装飾や奇抜なデザインは影を潜め
甘く優美なフェミニンスタイルに目が釘付けです!
量感のある美しいシルエットやプロポーションなどが増加し
風を孕んだような布の動きに高揚感を覚えます。
smc_ss15_184.jpg
Stella McCartney の繊細かつ手の込んだフェミニンドレス

また、クラシックなアイテムやベーシックなアイテムを
素材や柄で鮮度アップする流れも強く
高揚感を伴った日常着スタイルにも注目です。
n21_ss15_068.jpg
No.21 のコンテンポラリーなクラシックスタイル

ではまた。

2014.03.10 Monday

2015SSプルミエールヴィジョン展示会

◆今回のPV展のフォーラムテーマは下記の3つ
●AIR CURRENTS(空気の流れ・風の通り道)
・軽さと透明感を工夫して、空気で構築する
・身体から服を離すこと→空気をはらませ、たっぷり感を演出
・プリーツ・レイヤードで心地よいボリュームを構築していく
■ファブリック視点
・CRISPY TRANSPARENCIES:機能性をつけた透明感素材
                      :カラーフィルターを重ねるイメージ
                      :オーガンジーのクリスピータッチ

・PERFORATIONS 
          AND OPENWORK:穴あき効果素材→鮮度をプラスした継続要素
                      :オープンストライプやオープンボーダー
                       のリズム
                      :幾何柄やグラフィック柄の鮮度だし

・SOFTEND GEOMETRY     :柔らかな印象の半透明素材
                      :ぼんやりしているけれどこぎれいなイメージ
                      :マイクロドット・ウィンドペーンチェック柄
                       の優しさ

・FLOATY LIGHTNESS     :コンパクト&軽量なさわやかタッチ素材
                      :オールアイテム可能なウェイト感重要
                      :プリーツが可能・フォールディング(折る)
                       が可能なコンパクト(目が詰まっている)さ

・DERICATE IRIDESCENCE :デリケートに光をとらえた薄地素材
                      :トンボなどの羽の透けているイメージと
                       光沢表情の2つの視点
                      :虹色光沢・オーロラ・パーリー・ミカなどの
                       光沢表現重要→糸で加工で奥行き感を出す

・STIFFNESS            :春夏の厚み素材→目を詰めた表現で厚みを
                       あらわす
                      :ぺーパリーシルク・ファインワックス加工
                      :透明感とは対極のオペイク(光を通さない)
                       の考察

●IN TOUCH(触感と・肌とのふれあい)→2014−15AWからの継続進化要素の
                       素材群
・想像したことがないような膨らみの未来派素材→AW9月展時の小松精練の”ムニュ”
                       の解釈の広がり
・春夏で展開するボリューム素材の提案→密度が込んだもの⇔軽さという極端な2極使い
                   エンボス・3D(立体感)・ハニカム・ピケ
                   についての考察
・新しい視点は:RAW CONTEMPORARY・・・未加工の解釈
■ファブリック視点
・FRESH THICKNESS      :エレガンスにこなしたネオプレーンや
                       スキューバ素材→化合繊やセルロースブレンド
                       でしなやかさを付与
                      :”タコの吸盤”のようなイメージの
                       奥行き感を伝える
                      :スポーティー要素のフリースタッチや
                       スポンジタッチに注目

・SCULPTING STRETCH    ※国内でも継続進化を進めるウルトラストレッチ
                      :より身体に近づく⇔離れるという2極で
                       考えた素材
                        →ドレープ感のセカンドスキンと
                         軽量なウルトラストレッチ
                      :メンズ素材ではとくに顕著に挙がっていた

・TACTILE TEXTURES 
            AND DECORS:3Dの表面感と厚みでとらえる
                       NEO・ピケ素材
                      :明快な織編組織からテクノボンディング
                       まで→3D立体感を進化させる
                      :異表情のダブルフェイス仕立て・フリース

・HYBRID ETHNICS       :ルーツをぼかしたモチーフコンビネーション、
                       カラーをソフトに使用した表現のエスニック
                      (ナチュラル)素材
                      :ナチュラル素材への樹脂プリントや
                       ブリュットベース(粗い組織)への
                       ボンディング
                          →縫製のしやすさ
                      :洗練されたモノクロームカラーや
                       ソフトカラー使い、
                       異テーストの幾何柄等を組み合わせ
                       まんまエスニックにしない工夫

・AQUATIC DEPTHS(水辺の装飾)※きらめきや反射、さざ波といった質感表現〜
                       プリントやジャカードのモチーフまで
                      :ウェット・反射・きらめき・さざ波といった
                       質感表現に注目

●GENTLY PROVOCATIVE(優しげな挑発)
                      →15SSシーズンを象徴するソフトさの解釈
・ロックやパンクといったハード感覚でなくロマンティックやポエジー(詩的)といった
 優しさやソフトな要素で挑発する
・きちんと感やパーフェクトといった、”ちゃんとしたもの”に対してのリアクション
・新たな消費者層へのアプローチ→現代の優しさという意味の表現としてとらえる
■ファブリック視点
・UNRULY SURFACES      :デリケートさを持った表情素材
                           →”わずか・かすか”がキーワード
                      :わずかな表面の凹凸を感じる
                       ハンマーサテンやリップル調
                      :かすかなウォッシュド加工・レーザー漂白や
                       漂白プリント・バックプリント

・ASHY FRESHNESS       :トラッシュ ロマンティック素材
                      :ソフトさにこだわったマルチカラー配色の
                       チェックやストライプ
                      :ほこりを被ったような効果のオーバーダイや
                       不揃いな染めの効果

・DISORDERY FLORALS    :思うがままのリズムをつけて、
                       小花柄や大花柄で展開するプリント&JQ素材
                      :まばらな、うじゃうじゃといったムードの配置

・HAND DRAWINGS        :”手描き”の不揃いさにこだわったモチーフ素材
                      :つたなさ・もつれ・さっと描いた感じなど
                       描いた人の手のタッチが伝わるような表現

以上がフォーラムジェネラルのテーマ&ファブリックの視点です。
国内に置き換えて考えると、下記のポイントとなります。

◆2015SSシーズンのテキスタイルの方向性は・・・
      CONSTRUCTION OF DEPTH=奥行の演出=
◆テキスタイルつくりのキーワードは・・・
      FILTERING TEXTILE=濾過させた洗練=
人の五感の知覚という、非常にデリケートな操作を使いならすことで
新たなテキスタイルを表現していきます。


      
 

2014.03.03 Monday

2015SSプルミエールヴィジョン展示会

IMG000.jpgIMG_0002.jpg
今回のPVのカラーブックの外観です。
光、軽さを感じさせるイエローのカラー、パーリーな質感を持った光沢トレーシングペーパー
に包まれたブックから、今回伝えたいことがよくわかるな〜と思いました。
柔らかさを重視したカラーレンジ、透明素材で用いたり、重ねて使うことが新しさに・・・

PVスタッフの間では、”トンボが今回の私たちのアイコン”というお話がでていて、
トンボの素晴らしい機能(性能?)とナチュラルな羽などが2015SSシーズンを
考えるにあたり、ぴったり!とはまったとのこと。

◆カラー・・・残念ながらカラーチャートをお見せできませんが3つのグループに
       きちんと整列しています→並べ方も重要な手掛かりになっています。
・全体にはソフトなイメージですが、デリケートに複雑に絡み合わせて使うことが
 2014SSとは異なった落ち着きや静謐さを表しています。
・またカラー紹介のホームページでは、カラーがドットのようになって、
 あちらこちらへと動いていることが見ていただけると思いますが、
 新たな活力に染まる、といったメッセージが感じられます。
・少し話がずれそうですが、1月のNYのバーグドルフ グッドマンの店頭
 ディスプレイがこのムードを持っていたので、参考までに写真を・・・
DSC01826.jpgDSC01829.jpg

・3つのグループは下記の通り
・C#1C〜#8のグループ:ベールをかぶった(明るい灰味がかった)マットカラーの
              グループ
              C#7はドライアイスと名付けられたピュアホワイト

・C#9〜C#15のグループ:今シーズンのスターカラーレンジ。ソフトなハーモニー
               を与えるグループ 
              C#12はアシッドドリームと名付けられた今回会場でも
              サイン的に扱われていた明度が高いイエロー

・C#16〜C#22のグループ:シャドウ効果を演出するライト&ダークカラーの
                グループ
                C#17のパーリー&ペールなピンクオパールや、
                C#21のちらちらしたオーロラ質感をもった白の
                ホワイトレイがダークカラーの間に配されて独特の
                リズムをだしている

◆簡潔に大胆にカラーをコンビネーションすることで活力を生み出していくシーズンと
 なりそう。

2015SSシーズンを象徴する方向性と素材のポイントアップはまた後日に・・・

2014.02.28 Friday

2015年SS プルミエールヴィジョン展示会

今回の会場で一番目立っていたのは配布されるバッグ&ネームホルダー
DSC02195.jpgDSC02200.jpg
カラーは今回のカラーカードの中からピックアップして染められていました。
まだまだ暗いカラーを着用している方たちの中で、際立った春らしい明るさと快活さを
醸し出していました。
このイエローは2015年春夏に不可欠な要素の、光を感じさせるような一押しカラー。
NO12のアシッド・ドリーム このカラー以外にはやはり明るさを感じさせるNO1のライク・ライラックや
NO3のクール・グリーンも見られました。
IMG_0001.jpg
NYではパリと同様にソフトな明るいカラーで染めたノートが配られていました。
DSC02199.jpg カラーの力って今さらながら活力を与えますね!
NYのノートはインドのARVIND社製、パリのバッグはトルコのBOSSAグループ製です。
今回、トルコやポルトガルの素材の完成度が上がってきています。
10月にイスタンブールでプルミエールヴィジョンが開催されることとは関係ないようですが・・・
ポルトガルはこれまでニットやジャージーに目を引くものがありましたが、今回は布帛でも・・・
トルコやポルトガルのことはまた後日お話しさせてください。
次回からは、いよいよ素材のポイントや今回のリサーチのことなどについてをお話いたします。

2014.02.25 Tuesday

2015春夏プルミエールヴィジョンなどなど

 大変のご無沙汰で恐縮です。

 2015春夏の素材展示会でNY/パリに行ってまいりました。

 2014−15AWコレクションも佳境に入ってきており、

 スタイルやシルエットの変化が2015SSへの素材構成のヒントとなってきています。

 実際には明日からのご報告となりますが、お付き合いください。


 2015SSテキスタイルのキーワードは奥行きと動きです。

 奥行き感をつけていくための様々な工夫がカラーでも素材でも見られましたし、

 動きを感じさせる(特にプリントやジャカード)柄やタッチの工夫も見られました。

 継続の3D素材をどうするのか?

 軽くて薄いSS素材だけで鮮度は出るのか?

 新たなワイド感を演出する素材をどう表現していくのか?

 何をどう変えていくことで2015SSの鮮度が出るのか?

 そんなところに焦点をあてながら、この2つのキーワードで読み解いていきます。

 

 ◆NYでもパリでも今回のPV会場はカラーの訴求が一番アイキャッチーな出来事

  でした。ちなみに会場で配布されていたノート(NY)とバッグ(パリ)です。


 ◆ノートはインドのARVIND Limitted社製、バッグはトルコのBOSSAグループ製

  ともに今シーズンのPVカラーから抜粋されたカラーで染められています。

 次回コメントと共に画像もお伝えさせてください。

       


2013.10.28 Monday

2014年春夏プレタポルテコレクション 色と素材 6

パリのカラー傾向です。

あらためて、ナチュラルカラーが
クローズアップされそうな予感。
Chloeのナチュラルカラーが気になります。
ブラウンベージュ、カーキ、サンド、ホワイト。
ナチュラルの一連としたブルーやブラックも登場。
クリーンでリラックスしたナチュラルカラーが新鮮です。
clo_lb_ss14_007.jpgclo_lb_ss14_028.jpg
二点ともChloe

やはり爽やかな白を基調にした配色で
印象的だったのがChristian Wijnants。
これまで紹介してきたオールホワイトのコーデも、ビビッドの展開も、
実は何年も継続している提案です。特に新しい傾向ではありません。
こちらは白を基調にブラウン、ブルー、イエローといった
「甘くない色」の組み合わせが新鮮です。
cwj_ss14_006.jpgcwj_ss14_040.jpg
二点ともChristian Wijnants

Celine が躍動感あふれる色と柄を登場させました。
今までのミニマルモダンな雰囲気からがらりと変化した
力強い色とスタイル表現に驚きます。
ミラノで見られた、原色のコントラスト配色を受け継ぐ潮流ですね。
cel_lb_ss14_006.jpg
Celine

NY、ロンドン、ミラノで見られた
ペール、白、黒ももちろん登場しています。
頻出したペールカラーはやはりピンク。
今回はBalmainがステキでした。
甘さとクールさ、大人と少女、どちらとも言える絶妙なペールピンクです。
blm_ss14_070.jpg
Balmain

白はNina Ricciが美しく印象的でした。
ロマンチックな甘さを包みこむ、穏やかな白。
プレスしたプリーツの質感、切り放しの始末の繊細さ、、、
デリケートな美を感じるスタイルです。
rcc_lb_ss14_016.jpg
Nina Ricci

黒はLouis Vuittonが圧巻でした。
ブラックステージにブラック装飾とブラックデニム。
年内で退任とされるMarc Jacobsの想いが込められたコレクションだったようですね。
随所にディープカラー使いのスタイルも登場しましたが
全体の印象としては「黒のコレクション」。
春夏の黒とディープは必須ですね。
vui_ss14_202.jpg
Louis Vuitton

ではまた!


2013.10.27 Sunday

2014年春夏プレタポルテコレクション 色と素材 5

ミラノの素材傾向です。

無地ジャカードが拡大しています。
ふくれ織り、昼夜サテン、アイレットジャカードなど
様々ですが、表情感をつける無地織柄が増加しました。
aqr_ss14_024.jpgjil_det_ss14_017.jpg
Aquilano, Rimondi                                       Jil Sander

光沢ではシルキーサテンが多いです。
しかもカジュアルアイテムにサテンが新鮮。
肉厚なダッチェスサテンも気になります。
No.21はアロハシャツ風の気軽なアイテムでサテンを展開しました。
n21_ss14_114.jpg
No.21

透明素材は手の込んだレース調表現が目立ちます。
FENDIでは繊細なレーザーカットレース、
刈り込んだファーをオーガンジーにボンディングしたものなど
高度なテクニックが目白押し。
その精緻な技術に息をのみます。
fen_lb_ss14_016.jpgfen_lb_ss14_045.jpg
二点ともFENDI

スポーティな素材も依然として登場しています。
トッズグループのブランドFayでは
ネオプレン素材のTシャツが登場。
fay_ss14_054.jpg
Fay
Fayは今シーズンからAquilano, Rimondi  がクリエイティブディレクターに就任。
今後のベンチマークブランドになりそうです。

最後に気になる話題をひとつ。
春夏なのにファーアイテムが増加しています。
PradaやDolce & Gabbanaで登場しました。
pra_lb_ss14_010.jpgdol_lb_ss14_020.jpg
Prada                 Dolce & Gabbana

ファーはNYでMarc JacobsやMichael Korsも提案していました。
昨年Celine で中敷ファーのビーチサンダルが提案されましたが
それに近い感覚?パイル感覚ということでしょうか?
ひとまず梅春アイテムの新提案と捉えています。

ではまた!

2013.10.25 Friday

2014年春夏プレタポルテコレクション 色と素材 4

ミラノのカラー傾向です。

サマーディープが拡大しています。
Aquilano, Rimondiのクチュール調サーフルックもディープ色が中心。
シルキー素材にのせたネイビー基調のトロピカル柄が、
大人っぽく背伸びしている女の子のイメージ。
aqr_ss14_136.jpg
Aquilano, Rimondi

注目のMSGMは
スカイブルーとオレンジのコンビネーション。
夏らしい軽快な配色です。
msg_ss14_001.jpg
MSGM

立体モチーフのミニボトムも新鮮です。

MSGMは2シーズンのプレゼンテーションを経て
今季ランウェイデビューしましたが、
世界中の小売り店への卸ビジネスでは、既に順調に拡大中。
デザイナーのマッシモ・ジョルジェッティの新鮮な感覚に注目が集まる、
ミラノ期待の若手ブランドです。

大人のナチュラルディープが素敵なBottega Veneta。
ベージュ、カーキ、トップグレーなどのナチュラルカラーが復活しています。
定番色ですが、きれいな天然素材でさらりと自然体スタイルを見せています。
bot_lb_ss14_008.jpg
Bottega Veneta.


気になる配色が登場しました。
PRADAに代表される、高コントラスト配色です。
明度ではなく、色相コントラストということに注目。
久しぶりに補色や対照色配色が登場しました。
PRADAはつねに「ダサかわ」テイストが根底にあるブランドですが
ナマな原色使いは洗練とは言いがたい大胆さと大らかさがあり、
今季のPRADAらしいガールスタイルです。
pra_lb_ss14_011.jpgpra_lb_ss14_019.jpg
PRADA

色相コントラストは、多く見られるテクニックではありませんが
PRADAがやっているという事実が、今後の広がりを予感させます。。。

ではまた!

2013.10.23 Wednesday

2014年春夏プレタポルテコレクション 色と素材 3

ロンドンコレクションのカラーと素材傾向です。

カラーではペールカラーがぐんと増えました。
Burberry ProrsumやChristopher Kaneではペールカラーが多数登場。
昨季のパステルよりもっと淡くデリケートな色調。
ミント、アイスブルー、ラベンダーなどのひんやりクールなペール色が新鮮です。
bur_ss14_002.jpgkan_ss14_059.jpg
Burberry Prorsum                                  Christopher Kane

白と黒も多く登場しています。
実験的な服作りに注目が集まるJ.W.Andersonのクリーンな白。
繊細でガーリーな雰囲気が持ち味のSimone Rochaも黒を数多く登場させています。
jwa_ss14_035.jpgsrh_ss14_002.jpg
J.W.Anderson              Simone Rocha


素材では様々な透明素材が見られます。
特に素晴らしかったのはErdemのレース。
様々な技法のレースを登場させていました。
フェミニン素材をブルゾンやラインパンツなどスポーティなアイテムで展開しました。
erd_094b.jpgerd_det_126b.jpg
二点ともErdem

Erdemのデザイナー、アーデム・モラリオグは2005年よりブランドをスタート。
キャサリン妃もドレスを着用する実力派です。


今回ロンドンで最も注目したのは
スポーツ合繊素材を洗練されたスタイルで展開したChristopher Raeburn。
スイスの機能性生地加工メーカー・Schoeller社のスポーツ素材を様々に使っていました。
rae_ss14_021.jpgrae_ss14_052.jpg
二点ともChristopher Raeburn

3Dエアメッシュ、シングルトリコットメッシュ、パラシュートクロス、超ブライトポリエステル等々。砂漠の航空写真のプリント柄は抽象柄風でさらっと大人の雰囲気。
どれもが非常に洗練され、しかもリアリティがあり素敵でした。

数シーズンのプレゼンテーションを経て、今季がデビューコレクション。
デッドストックのミリタリーアイテムのリメイクからブランドをスタートした彼は、
機能的な素材やアイテムの理解とこなし方が新人とは思えない巧みさ。
これから期待のデザイナーです。

ではまた!


2013.10.23 Wednesday

2014AW プルミエールビジョン

こんにちは!
9月17〜19日に開催された
2014-15秋冬プルミエールヴィジョン展(以下PV)に行ってきました。
以下そのレポートをお伝えします。
www_FD1_1421_1_1_image_lecteur_video.jpg

★ 新フォーラム登場
今回は会場のフォーラム(分野別展示コーナー)の変更が大きなポイント。
性別カテゴリーが無くなりアイテム切り口が強調されました。
コーディネートを意識した新フォーラムも登場しています。
* Le Forum (分野横断の総合フォーラム)
* Evening Focus (ドレス系薄地、プリント、レース、ファンシーツィード等)
* Outer & Over (アウター、ジャケット、コート、ボトム等)
* Tops & Shirts (ジャケット、シャツ等)
* Tech Focus(アクティブスポーツ系)
* Style Focus(アイテムとコーディネート提案)
* Knitwear Focus (ニット向けヤーン&編み地提案)
* Wash & Dye (デニム洗い&加工)

特にStyle Focusは全く新しい試みとして、10のシルエットをイラストレーションで提示。出展素材でコーディネートしたアイテム提案をみせて、よりコーディネート展開を意識した構成を行っていました。
www_FD1_0879_1_image_lecteur_video.jpg
以前は総合フォーラムに素材が集中していましたが、今回は訴求ポイントも数量も絞り込みました。一方、各フォーラムが充実しメンズ/ウイメンズどちらでも発想できる自由度の高い提案になりました。

★ 今季のポイント
継続素材
① ウォームな紡毛タイプ(ウール&獣毛)
・ ダブルフェース(表裏で色・組織・番手にコントラストあるもの)
・ 起毛素材(モッサー、ビーバータイプ)
・ 獣毛素材(特にカシミアとアルパカ)

② フラット&コンパクト
・高密度組織 (タフタ、肉厚サテン等)
・肉厚ジャージー、ネオプレン系(ポンチ、ミラノリブ、ウレタンボンディング等)

これらは根強い継続傾向ですが、進化充実しています。
特にウールと獣毛系が充実。獣毛はカシミアとアルパカが増加した印象。
ただし日本では暖かすぎる印象があり、綿混・麻混で保温力を若干あっさりさせる必要ありと感じます。
全体に紡毛ベースですが非常にきれいで洗練されており、いわゆる英国調ツィードの硬さや粗野感は減少しました。外見は英国調でもソフトな感触。ファンシーツィードも意匠糸の形状や色数を抑え、大人しいシックな表現です。
フラット&コンパクトな梳毛タイプも増加しました。ただし二重織で、かっちりコンパクトな肉感があります。
このような「ボリューム、ハリ素材」の一方で、個人的に気になったのはトロみ・落ち感のある「ゆるっと素材」が静かに伸張してきていることです。

新規素材
① デシン、サテン系
② とろみジャージ(特に綿レーヨンのようなカジュアル系天竺。強撚ではなく)
③ 薄手ニットの拡大(特にジャージー&ファインゲージ)
背景として、ファストファッションで拡大したモード系スタイルが一段落し、西海岸のライフスタイル系リラックスアイテムの伸長を感じます。「ジェームス・パース」的なゆるっと系ジャージーの雰囲気はますます増える予感。日本ではすでにレーヨン混ニット&カットソーは拡大していますね。光沢感も再び増加し、レーヨン光沢やきれいめ細番シャンブレーなどが新鮮です。

★ カラーパレット(掲載不可のため文字でお伝えします)
カラーは大きく3列構成。
① ディープカラー列
ボルドー、ダークマゼンタ、ミッドナイトブルー、フォレストグリーンなど、暗く深い色調。最注目グループです。婦人・紳士・カジュアル・スポーツ通して人気一位はミッドナイトブルー(パレット色名はblue magma)。
ただし、PVカラーに黒はないので要注意。個人的には黒が依然として強いと思います。

② ナチュラルカラー列
ミディアムグレー、ベージュ、テラコッタオレンジ、アイボリー、グレイッシュラベンダーなど。多くが定番的ナチュラルですが、シルバーが1色あることに注目。アルミ箔のようなフラットシルバー。ナチュラル配色をモダンにする質感です。ミックスで使うのではなく、ナチュラル色のカシミアコートにシルバー加工のクラッチバッグを合わせるような、きちんと面積で使う感じです。

③ ストロングカラー列
赤、ピーコックブルー、マスタード、エメラルド、ローズピンクなど濃く鮮やかなビビッド&ストロング色。赤系が多いのが特徴。婦人服分野で人気一位はやや落ち着きのあるピュア赤(パレット色名being red)。気になるのはディープ&ダークカラー構成の一番目の列。暗い赤や紫系が頻出しました。

次シーズン注目色は 赤、ボルドー、マゼンタ、ディープパープル、紺、黒ですね。

★ 会場コンパニオンのユニフォーム
毎回工夫を凝らしたコンパニオンのユニフォーム。前回と同じベンシモンです。
今回はニットキャップも加わりました。
モデルをお願いすると皆にっこり♡ かわいいですね。
PV制服01.jpgPV制服02.jpg

ではまた!
 


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